内向の力
内向性と外向性
陰と陽のように表裏で
どちらも欠かせないもの
外向性ばかりが肯定されがちだけれど
内向性は性格的に問題で、克服すべき欠点なのでしょうか
価値観は周りの情報から作られていることが多いものです
内向性に対してネガティブな観念があるとその性質は押し込められて、それがこじれ自己という壁を厚く高く積み上げ閉じこもる
その状態が内向性のイメージになっているようにも思います
純度の高い素直な内向性は本質に向かうためにに不可欠な要素です
アインシュタインやガンジー、ビルゲイツなども内向的なのだそうですね
外向性によって表の形あるものと対話し
内向性によってそれと鏡合わせの世界と対話します
外向性と内向性は偏りはあれど必ず誰にでもあるもの
いろんな人がいて補い合っています
外向性の強い人が
その内向性を否定し隠蔽しているということはないでしょうか
内向的な人が素晴らしい宝である内向性を愛することで
健全な外向性が発揮されることもあるでしょう
内も陽も素晴らしい世界のエレメント
内を大切にするから外が引き出され
内のある外によって内も磨かれて豊かになるのです
内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)
- 作者: スーザン・ケイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 文庫
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この本は見過ごされがちな内向性の素晴らしい力について
様々な資料や論文、そして著者自ら足を運び沢山の人に会いに行き集めた膨大な情報から
内向型ならではの冷静な視点によって分析・考察されているもので
特に後半は興味深く、予想していた以上に良かった
自分の在り方に悩む内向的な人に
内向性を抑えて外向的に振る舞う人に(この本では目的のために外向的ペルソナを作ることは否定してはいなくて、客観的にバランスを取れれば良いのだと思う)
内向的な人を理解できず、どう付き合えば良いか悩む人に
大切な気付きをもたらしてくれるのではないかと思いました
内向性と外向性という鏡合わせの世界の美しさとその広がり
みんなありのままの良さが肯定され循環したら
世界にすごい力が溢れることでしょう